猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

ぐえっほぐえっほ!

空気が乾燥して、ぐえっほぐえっほ!と、咳が出やすい季節がやって参りました。駆け抜ける車の後に舞い上がる砂埃が私の肺の中を荒らしております。てか、普通にコロナだったりして(普通にってなんだよ)。

いやー、気づけば今年も残り約2ヵ月。わたくし最近、土日だけコールセンターのアルバイトをやっているのですが、なかなか忙しくて土日2日間の疲れを、残り5日間で癒すという一週間を過ごしております。年末までの短期バイトなのですが、この調子じゃ来年なんてあっという間だね。駆け抜けるね、2020年を。でも、駆け抜ける途中で転びそうで不安だな。

ちなみに、コールセンター。某通販会社の受注センターなんですが、なかなか大変ですよ。というのも、あれですよ。客層はネットが使えない50~80代の方々なんですが、その世代の方々と話していると不思議なことがいくつもあるんですよ。とくに最近不思議だったのは、お届け予定日の件。お届け予定日を言うと、「その日のその時間は家にいないので届けてもらっても困る」という人の多いこと多いこと。それに対して「配送会社の方が不在票を投函していくので大丈夫」と話すんですが、何故かわかってくれない。あのー、不在票の存在って、あまり知られてないんですかね???ただ、そういう人もいらっしゃる一方で、「ヤマトだったらLineが来るから大丈夫ね」なんていう70代マダムもいらっしゃるわけで、なんつーか、こう、同じ世代でもいろいろ違うもんだなーと思わざるを得ないわけで。勉強になりますです、はい。

それにしても、おじいちゃんおばあちゃんが注文する商品を見ていると、日本の老人はマジで贅沢だなーと感じる。みんな、いくら、辛子明太子、数の子松前漬け、本当に大好きね。あと、ワインやお酒も大大大好きね。年末には何段にも重ねられた贅沢なおせちを用意して、タラバガニやふぐ刺しを家族でつつくのね。そんな裕福な人ばかりではないのだろうけど、なんつーか、いろいろ思うところはあるだね。でも、いいのかあ。それでいいのかあ、うーん、それでいいのかもなあ。言葉は悪いけど、冥途の土産と考えれば、うーん、そうかあ。そうなのかなあ。

今日も秋の風に吹かれながら、日本の貧困と飽食について考える次第でございます。
ぐえっほぐえっほ!


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