最近観て良かった映画5本
1月20日に迎えた大寒は、2月2日の節分まで続くそうです。ということは、だ。この寒さは、まあ、かろうじて春に近づきつつも大寒が終わるまでは続くと考えて良いのですな!豆をまかねば終わらないのですな!うわー、もう寒いの嫌だ~~~!!!寒いと朝起きられないし、仕事のない日は昼近くまで寝てしまうんじゃ~~~~~~!!!!!なんとか早寝早起きしたいもんですな。
さて、コロナの時代の映画。ネットフリックスやU-NEXTなんかのサブスクで映画を観るのが流行っているようですな。オバサンは出来れば映画館へ行きたい派なのですが、このご時勢、映画館へ行くのはちょっと憚られます。そんな時、サブスクは便利だねー。旧作が多いけど安いしねー。
というわけで、最近観て良かった映画5本をご紹介。とくにサブスクで観られるものを中心にまとめるので、良かったら参考にしてちょんまげ(死語)!なんつって(死語)!
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①oasis(オアシス)(2002年、韓国)
韓国の映画監督イ・チャンドンによる作品。身体に麻痺を持つ身体障碍者の女性と、優しいけど頭が弱い男性との恋愛物語です。正直に言ってこの2人、社会に居場所がない存在なのですが、2人でいる時だけは楽しい時間が過ごせます。そこで愛が育まれるわけですが、周りが2人の関係を放っておくわけがない・・・。観ていると壮絶で、何とも言えない気持ちになります。傑作です。
②冷たい熱帯魚(2010年、日本)
園̪子温監督作品。埼玉県で起きた実際の事件が元になっています。熱帯魚店を営む主人公の社本は、ある日、同業者の村田と知り合うのですが、それが社本の運の尽き。奥さんを寝取られるわ、娘には嫌われるわ、家族が崩壊。さらには村田が起こした連続殺人事件に巻き込まれるという始末。しかし、最終的に社本は黙っていません。やり返す社本の姿に、カタルシスをびんびんに感じてしまいました。
③キャロル(2015年、アメリカ)
これまで百合設定は苦手だったのですが、キャロルを観て初めて「百合設定も悪くない」と思いました。作品の舞台は1950年代のニューヨーク。今でこそ同性愛が市民権を獲得するようになりましたが、1950年代のアメリカでは精神病の一種とみなされることも。そんな中、ケイト・ブランシェット演じるキャロルがテレーズという女性と恋に落ちます。我が道を突き進むキャロルの姿、カッコ良過ぎです。
④きみの鳥はうたえる(2018年、日本)
函館の夏、僕たち3人はいつも一緒だった/映画『きみの鳥はうたえる』予告編
すんごい簡単に説明すると、若さを持て余した男子2人と女子1人が、何かに熱くなることもなく、ダラダラ生活したり遊んだりするだけのノンキな映画です。函館の無機質な街並みと彼/彼女らの過ごすゆるりとした時間が非常にマッチしていて、とても良い雰囲気の作品になっております。ちなみにこの映画は函館出身の作家・佐藤泰志の作品を元に作られたもの。「海炭市叙景」や「そこのみにて光り輝く」など、函館を舞台にした佐藤泰志原作の映画は、本当に名作が多い!要チェック!!
⑤セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年、アメリカ)
30年近く前の古い映画ですが、この映画はとにかくイイ!!アル・パチーノ演じる盲目の元軍人フランクと高校生のチャーリーが、旅を通じて心を通わせるという内容の作品です。傲慢で自分勝手なフランクの性格に最初は慣れませんが、観ていると次第に可愛く見えてくるから、まあ不思議。また、フランクの言動には誇り高く生きるとはどういうことかを考えさせられます。