やっぱり、やっちゃいかんよね
ここ最近考えていたこと。
先月末まで1ヵ月半ほど、派遣のお仕事なんぞをしていたのですが、
その派遣先でですね、珍しく仲良しになった若者がおったんですわ。
目元が菅田将暉に似ていたので、まさきくんとでも呼びましょうか。
20歳前後のまさきくん。
まー、若いですね。
私の年齢は彼のダブルスコア以上なのですが、
まあまあ、こんなBBAに対しても普通に接してくれる、
なんならいろいろ話しかけてもくれる楽しい存在で、
BBA転がしに非常に長けている、やや神経質で不思議な青年でした。
んで、私自身はというと警戒心と猜疑心が半端ない人間なので、
「こやつ、絶対マルチ商法とかにワシを勧誘しようとしておるだろ。
あれだろ、いま流行りの「環〇」の一員なんじゃねえのか、騙されねえぞ」
と、顔は笑顔で、心は疑いの眼差しで接していたわけですが、
一方、頭の片隅では、
こんな風に若者に話しかけられて、
楽しい気持ちにでもなってしまえば、
勘違いしてしまう同年代女性もいるんではないかとも考えたりもしまして。
まだ女を捨てていない40代以上の女性で、
その女性が夫や家庭に不満を持っており、
その不満を解消してくれる存在を無意識にでも探しているのなら、
自分の半分以下の歳の若者とでも、
「そうなる」可能性は十分にあるのではないか、と。
そして、実際、そんな感じで、
老年に差し掛かった40代、50代の男女と、
若者との「いけないルージュマジック」=不倫が、
世間で始まっているのではないか、と。
でもね、やっぱり真面目なこと言うけどね、良くないですよ。
わざわざ老年と不倫するなんてね、若者の時間を無駄にする行為ですよ。
だって、2人に未来はないし、苦しいだけの関係なわけで。
いくら不倫が楽しくても、若い人が好意を寄せてくれても、
あんなキラキラした若者を、汚い沼に引きずり込むような行為、
大人としては断固としてやっちゃいかんですよ。
それをわかって不倫している40代、50代がいるとすれば、
そいつらは鬼ですよ、鬼、鬼、鬼!
、、、なーんてことを考えた約1ヵ月半でした。
ただ、一方でね、今回のことを通じて、
昔は気持ち悪いと思っていたし、今も思っているのだけど、
冴えないオジサンが若い娘とアバンチュールを夢見る気持ちが、
少しだけわかったりもしたのです。
歳取るとさ、確実に楽しいことが減っていくし、
楽しい気持ちを感じることも減っていくから。
若者と話すと、驚きや新鮮さを感じたりすることも多いので、
楽しいんだろうね、オジサンたちは。
もちろん、オバサンもね(=自分ね)。
「不倫、断固反対!」ではあるけれど、
若者と不倫するオジサン、オバサンの気持ち、理解しないでもないよ。
歳をとるって、切ないことです。
はい。