猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

菅田将暉は活きが良い


KDDI au CM 桃太郎 「鬼の子」篇

 

最近、ちょっとはまっている俳優さんがいる。

auのCMに出てくる鬼ちゃん役でおなじみ、

菅田将暉さんである。

 

菅田さんに注目したのは、「そこのみにて光輝く」という

函館を舞台にした映画を観たのが契機となった。

そこで彼は、池脇千鶴演じるヒロイン役の弟を演じていた。

貧しい家庭に生まれた、やや育ちの悪い青年を、

まったく違和感なく、躍動感たっぷりに演じており、

「この若い人、すげー演技がウマいなあ」と感心したものだ。

映画自体もスタッフや役者の熱がよく伝わってくる佳作であった。

 

それから1年くらいがたち、

最近、テレビやCMで彼をよく見るようになった。

「あ、あの函館の映画で弟役だった子だな」

くらいにしか最初は思わなかったのだが、

若干20歳にして、

「おいおい!けしからんじゃないかあああああ!」というほど、

ヤバいくらい色気のある声と目線を持つ男性へと成長していた。

とはいえ、こちとらオバハンなので、もちろん恋愛対象ではなく、

親戚の男の子を見ているような感じなのだけど。

 

来年以降、「ピンクとグレー」の公開を皮切りに、

彼の出演作が次々公開されるということで、

ますます注目したい。

そしてゆくゆくは、

香港映画などに出てくれないかとも願ってしまう。

香港映画の、あの湿度の高いスクリーンに、

菅田さん、ピッタリだと思うんだよなあ。

ウォン・カーワイあたりで、キャスティングしないかしら。