猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

ドイツ、大変なことになってんのな

今朝、読んだ記事。

gendai.ismedia.jp

Twitterのタイムラインに流れてきて、たまたま目を通したのだけど、ドイツいま大変なことになってんのね。あまりニュースで流れないから、全然知らなかった(流れていたのかもしれないけど)。アメリカの移民問題は最近ニュースで流れているのでよく目にするけど、こんな裏幕があったとは。んで日本も他人事ではない、と。うーん、他人事ではないというより騒ぎにならないだけで、ドイツやアメリカと同じ事が日本でもジワジワ進んでいるような気がする。でも日本に来る移民は、移民としてではなく「留学生」や「研修生」として来る人が多いのではないかな。ただそれを否定する気にもなれないんだよね。中国で働いていたとき、「自分の妹が日本に研修生として行けることになった」って、目を輝かせて言っていた中国女子がいたもんな。私はそれを聴いて、何も言えなかった。今でこそ外国からの研修生が低賃金、悪環境で働いていることがニュースになるような時代だけど、10年前はそんな時代じゃなかったし、研修生が低賃金で働いててもきっと誰にも訴えることはできなかっただろうと思う。その妹さんが、日本を嫌いにならないでくれたらいいなあって、それだけは思った。まあ、確実に嫌いになってるだろうけどね。あと、大学にいたウズベキスタンからの留学生は、学位がとれないのに帰国したくないから先生たちに泣いて懇願したり、日本で恋人を作って結婚して永住する人もいたりしたな。中国からの留学生が大量失踪して行方がわからなくなってるなんて問題も、大学では起きていた。お金が欲しくて、みんな大学近くの歓楽街で働いていたらしい。金が手に入れば、春をひさぐことも厭わない人が多いから仕方ないのだけど。それだけ日本人の想像を絶する貧困が、大陸の国々にはいまだ存在するってことなんだよね。この記事でも書かれているように、あと少ししたらノーボーダー、つまり国境のない時代が本当に来るかもしれない。でも多分、移民が豊かな国に移ったところで問題は片付かないどころか、大きくなるんじゃないかな。資源のとりあい、文化摩擦、民族問題などなど。でもそれと同時に、国際結婚は増加するだろうし、外国人への理解も深まっていくのだろう。悪いことの裏には必ず良いことがあるし、良いことの裏には必ず悪いことがあるから。一面だけを見ていれば、移民なんて到底受け入れられないと思う。ノーボーダー。国が崩壊して境界がなくなり、その国が独自に持っていた資源は良い言い方をすれば全世界的に「開放される」。帝国主義の終わり、民主主義の終わり。その時世界はどうなっているだろう?みんな仲良く暮らしていけてんのかな。


ゆらゆら帝国で考え中 MV