安楽死推進派
オランダで、いよいよこのような条例が可決されたらしい。
私は安楽死推進派だけれども、
死にたい人はとりあえず死んでしまえば良い、などと考えているわけではない。
しかし、「生まれる」ことをやたらに重視する昨今の風潮などは、
なんだかなあと思わんでもない。
いや、おめでたいことだとは思うけど、
結婚と同様に、出産もそれがゴールではなくスタートである。
その後、20年間は育児という仕事が待っている。
そのうちに金はなくなるわ、体力はなくなるわ、
せっかく産んだのに「産んでなんて言ってない」って言われるわ、
育児って一体なんなんだということになりかねない。
おめでたいのは、個人ではなく、国にとってであろうよ。
かく言う私は、アラフォーにして生まれてきて良かったという実感は持てない。
だから、子供は産まない。
自分が産まれてきて良かったと思えない世界に、
なんで自分の子供をわざわざ産み落とさねばならんのだ。
「デスコントロール」はどうしてないのか。
バースは尊重されるのに、何故デスは尊重されないのか。
バースは本当に良いことか?明るいことか?
デスは本当に良くないことか?暗いことか?
そうしたことを考え直そうという意味においても、
安楽死を推進することは無意味ではないと考えている。
デスに関しては、日本は後進国だと思う。