猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

マウンティングて「乗馬」のことらしいよ

さっき、ビビッド?ビビット?まあ、どっちでもいいんだけど、とりあえず朝のワイドショーを見ていたら、「マウンティングにはこう対処しろ」みたいな特集が組まれていて、「あー、ワイドショーもやることなくて暇なんだなー」と思いながら見ていた。

マウンティングとは、昔の言葉で言えば自慢のことで。どこにでも見受けられますよね、人間関係のあるところではどこでも。今にはじまったことではないし、そんなマウンティングのスルースキルや、マウンティングに対してさらにマウンティングするスキルなんて、普通に生きてりゃ身に着くもんだと思うのだが。何故わざわざテレビで取り上げて、この場合はこうしてくださいとか、やんわりとこんな風に言った方がいいですよ、とか言われにゃならんのか。

と思ったんだけど、SNSのマウンティングと対面のマウンティングはちょいと違うらしいという話で。ほー、ますますよくわからんし、マウンティングする側に問題があると同様、自分に向けて発された言葉をマウンティングと捉える側にも問題があると、自分は思うので、どっちもどっちってことで、とどのつまり面倒くさいわけだ。

見下しに対する見下しを行えば、お互いにどんどん下にいくわけで、浮かばれる何もない。疲れて終わるコミュニケーション。一体それは何のためのコミュニケーション?そんなコミュニケーション、とらん方がええやん。

ちなみに本来のmounting(móunt・ing)は、乗馬とか何かの土台とか、英語でそういう意味の言葉らしい。だからマウンティングをしたい人は、ぜひ乗馬に挑戦したまえ。本物のマウンティングを体験してみると良い。風の吹く草原で、馬の背に揺られながら、良い空気でも吸ってこい。SNSなんかでちまちまやっているマウンティングでは見られない景色が、そこには広がっているだろう。しかし、英語のマウンティングも不憫だな。日本で変な使われ方しちゃって。同情するよ。