猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

もしかして流行っているのではないかという懸念

最近、児童虐待のニュースをよくみる。先日も小さな子供の命が虐待によって天に召されたというニュースがテレビで流れていた。

そうしたニュースを見て、自分も虐待をしてしまうのではないか、あるいはすでにしてしまっているのではないかと不安になる親御さんも多いだろうと思う。でも、子育てをする中で、ちょっと叩いてしまったとか、つねってしまったとかはよくあることで、40年前は悪いことをすると「お尻ぺんぺん」と言って本当にケツを叩かれたもんだ。とはいえ、叩かれた方は虐待なんて思ってないし、みんなそんな感じだった。そして、そんなのは虐待のうちにも入らない。親と子のコミュニケーションの範疇に入るものだった。

しかしニュースで見聞きしたり、ネットで読んだりする最近の虐待内容は、親と子のコミュニケーションの範疇を遥かに超えている。蹴ったり、殴ったり、タバコの火を押し付けたり、シャワーの冷たい水をかけ続けたり、そこにあるのは本気の暴力である。しかも自分の子供ではない場合も多い。世間的にDQNとされる風貌の男性が、交際相手である母親の子供に対して虐待を行う場合もあり、そうしたケースはどうにも後を絶たない。

しかし、DQN的な風貌の男性全てが児童虐待に走るわけはないけど、どうにもそのケースが多いのは何故だろう?

そう考えた時に懸念するのは、今はDQN、昔ならヤンキーと呼ばれる男性の間で、もしかしたら交際相手の子供を虐待することが流行っているのではないかということである。「DQNなら、ヤンキーなら、児童虐待くらいするべ?それが男だべ?」というわけのわからないジェンダーが、そうした男性の間で共有されているのではないかということである。もっと言えば、児童虐待するのがカッコいい、流行っているくらいの感覚が彼らにはあるのではないかということだ。

さらには、児童虐待をしているという情報をDQN同士で共有することもあるのではないか。居酒屋で酒を呑みながら、自分はこんな風に虐待している、なんて話すと「おおー!」なんて驚かれて、DQNの仲間内ではマウンティングできるのかもしれない。また、お前の虐待方法いいね、今度その方法で虐待してみるわ、なんて言われたり、逆に言い返したり。そんな風に児童虐待DQN同士のネタとして使われたりしているのかもしれない。そう考えないと、こんなにDQN児童虐待に励む理由がわからない。

DQNは仲間内の視線や羨望に敏感だから、仲間に侮蔑されるようなことはしない。仲間内で流行っている、カッコいいことに追従する。という特徴を持つ人々=DQNなれば、児童虐待が彼らの間で流行っているというのも、あながち無視できない視点ではないか?と思うのだけど、どうだろう。考えすぎ、飛躍しすぎ、だろうか。


うん、考えすぎだな。全国のDQNさんたち、ごめんなさい。でも児童虐待はマジでやめましょう。胸糞が悪くなります。