ドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の初回を見てみた

ドラマ評。先週見た「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」の感想です。

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竹内結子、嫌いじゃないんだけど演技がワンパターンじゃないすか？ということで、あまり期待していなかったのですが、うむ、期待していなかったどおりでした。ここからは厳しい意見ばかり書きますので、「QUEEN」大好きという人は踵を返してくださいね～。

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まず個人的にこのドラマのテンポが好きではない。話の内容にメリハリが感じられない。あと、ドラマにおしゃれ感を出したいのがどころどころわかって、何か受け入れられない。心に響くセリフを役者に言わせて「ハイセンス」なドラマを狙っているのかもしれないが、そのセリフが浮いている。初回だし、まだまだ各役のキャラクターイメージが視聴者の中に出来上がっていないというのに、金言もどきのようなセリフを言わせて、どうしようと言うのだ。言葉は行動とともにあるのだ、その役のキャラクターとともにあるのだ、なのに。

また「スキャンダル専門弁護士」ってなんだ。調べたら危機管理に特化した弁護士らしいけれど、危機管理で話を作り上げるの、正直難しくない？危機を管理するということは、危機が起こる前に対処していくってわけで、危機が起きた後の話は出てこない、つまり話はそれほど盛り上がらない、となると、盛り上がらない話とは逆に、もっと花がある役者さんを使わねばならないような気がするのだが、みんな地味なのは何故だ。話も盛り上がらなければ、役者さんも地味というのは、一体どういうことだね？

あと、初回の話の内容について。大団円なのはまあ、別に良しとして、大団円に至るまでの展開、端折り過ぎ。説明を端折って、ニュアンスでわからせようとする、お得意の「ハイセンスドラマ」を目指しているのかもしれませんが、理解に必要な説明まで削られるとわけがわからないし、そもそも楽しめません。そして大団円が大団円「過ぎ」。うまく行き「過ぎ」。過ぎたるは及ばざるが如し。「ああ、良かった」って喜ぶ前に、「こんなこと起きるわけないじゃん」と冷めた目線が先に来てしまうのでは？

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すいません、文句ばかり書きました。でも、きっと最終回まで見ると思います。見られないほど酷いってわけではないので。

ただ、ひとつだけ、このドラマを見て良かったと思ったことがありました。それはオープニングテーマ「inside you」が聞けたことです。

milet「inside you」teaser（竹内結子主演・フジテレビ系ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』オープニング・テーマ）

おお！なになに！ビョーク？と思ってしまうほど、日本人の声じゃないし、楽曲も北欧風。すごいシンガーが現れたもんだなと感心しています。

うーん、でもね、ドラマはオープニングテーマだけが良ければそれで良いわけじゃないからね。次回は、「いやあ、すごく面白かった！」と言える内容を期待しています。でも、なんだろう、あのドラマ、どの役をもっと上手に使えばよくなるんだろう？ちょっとわからないな・・・。