猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

「獣になれない私たち」で描かれる人間関係の妙

ドラマ「獣になれない私たち」の視聴率が低いらしいけど(今回は再浮上したらしいけど)、そんなことどーでもよくて、今クールで見ているドラマの中で個人的に一番好みだったりします。出ているキャストが好きな人ばかりってのもあるけど、ドラマの構成と脚本がまず良い。

あと、人間関係がすごく面白いなあと思うのです。嫌いって言い合いながら一番一緒にいて気楽だったり、好き合っているのに何故か気を遣ったり本音が離せなかったり。

で「獣に慣れない私たち」を見ていて、結局、好意とか嫌悪ってそれほど人間関係に関係のないものだよなってことを、きちんと人間関係をしていた頃を思い返したりしました。なんつーか、相手が好きとか嫌いとかよりも、縁だったり、なんとなくそうなってしまった的なことが多いというか。自分の意思とはそれほど関係ないところで構築されていってしまったり、意図しない出会いも多ければ、意図しない別れも多くて。でもそれらを自分の力では1割もコントロールできなかったり。

そういう人間関係の妙が、このドラマにはうまく描かれているなあと感じます。とくに、あきらとこうせいの関係は、反発し合いながらも、お互いが良い影響を与え合う関係を構築していて、ある意味、人間関係の理想だなと思うのです。ただ、それができる人間って、精神的に成熟していないとなかなか難しい(未熟な人はやはり嫌悪する人を遠ざけたり、好きな人とばかり一緒にいたがるだろうから。嫌いな人といるより楽だし)。あと、あきらとしゅりの関係性も面白い。

DVD買おうかな。でもDVD買っても、結局見なかったりするんだけど、あれ、なんでなんだろう?


あいみょん - 今夜このまま【OFFICIAL MUSIC VIDEO】