猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

燃えるような赤い赤

昨夜、夕食にカレーを作った。温玉を乗っけて食べたのだが、何があたったのか食べてから30分後、私も夫もモヤモヤとした腹痛に襲われ、代わる代わるトイレへ行くことになった。まさかこの場合、小便ではない。大の方だ。しかもまだ固形物になっていない便が2度ほど出た。一体何が悪かったのだろう?玉ねぎ?人参?豚肉?えのき?やっぱ温玉?

夜12時ころに就寝して、朝5時ころ突然目が覚めた。息がゼエゼエあがっている。すんげー怖かった。何故なら父親が認知症になり、介護の途中で父親からセクハラを受けるというとんでもない悪夢を見たからだ。そして、すんでのところで目が覚めた。本気で怖かった。そのせいか、目覚めてから朝まで一睡もできず、悪夢の恐怖に慄いていた。

ネットで認知症の夢の意味を調べると、それほど悪い夢ではないらしい。自分には不要な過去の記憶を忘れ去ることができるとかなんとか書いてあった。それなのに、父親が認知症になる夢は運気の低下を意味しているのだという。良いのか、悪いのか、一体どっちなんだ、おい。

朝の掃除を済ませて、ドラッグストアまで散歩がてら買い物に出かけた。店までは徒歩15分ほどだろうか。向こうに見える山が黄色や赤に色づいている。道の途中にある公園の木々も紅葉していた。木の下には色とりどりの落ち葉が散乱して腐りかけていた。葉が全て落ちる頃にはもう冬が来るのだなと思った。

買い物の後、来た道を再び戻った。そして、紅葉した木々が美しい公園で、燃えるように赤い赤をスマホで撮影した。秋は紅葉が綺麗だけど、どうしてか心が寂しくなるよね。そう考えながら、昨夜の「マツコの知らない世界」に出ていたふろしきを情熱的に語る男性を思い出していた。そういえば、彼の情熱もガンガンに燃えていた。帰宅してから、ドラッグストアで購入した体温計を使ってみた。35度8分だった。