「リーガルハイ」大好きな私が見る「リーガルV」
「リーガルハイ」は2012年に第1期、2013年に第2期が放映されたフジテレビのドラマである。
主演は堺雅人、新垣結衣。脚本は今をときめく、そして当時ノリに乗ってた小沢良太である。私は「リーガルハイ」が大好きである。DVDも持っている。当時発売されたMOOK本も持っている。多分第3期はないだろうが、いまだに第3期を待っている。スペシャルでもいいからやってくれないかと祈っている。
もし「リーガルハイ」を一度も見たことのない人がいれば、是非見て欲しい。ようつべにたくさん上がっているはず。カメラワークや音楽、セリフの有りようなど世界観の作り方が素晴らしい。さらに古美門演じる堺雅人をはじめとして、キャスティングも素晴らしい。本当に第3期を熱く熱く待望しているんである。
リーガルハイ 本当の敵
そんな私が今期木曜ドラマの「リーガルV」を見てみた。1回目、2回目まで見てみた。見るまでは「ああ、ついにリーガルハイのパクリが・・・」と思ってウンザリしていたのだけど、1回目を見終わった後にちょっと違う感想を持った。それは「もしや、自分と同じようなリーガルハイ好きがつくったドラマなんじゃないか？」ということ。
まあ似ているところが満載だし、音楽も音楽を入れるタイミングも似ているし(てか、だいたい同じ)、パクリポイントは確かに満載なんだけど、そもそもリーガルハイが好きじゃなかったら、こういうドラマつくらないんじゃないか？と思い至ったのだ。「リーガルV」の製作陣も「リーガルハイ」の続編を待っていたのかもしれない。でも全然音沙汰がない。ならば、自分でつくってしまおう、んでできたのが「リーガルV」、なのかもしれない。うーん、考え方が好意的過ぎるかな。
ただ、今のままの「リーガルV」では「リーガルハイ」の上っ面を真似ているだけなので、もう少し脚本にヒネリが欲しいところ。弁護内容もありきたり、裏工作のプロセスの描き方もお粗末。敵対する弁護士会社のメンツにも面白みが感じられない。「リーガルハイ」をパクるんであれば、ちゃんと本気で挑んで欲しい。「リーガルハイ」ほどのクォリティはなくとも、「リーガルV」なりのオリジナリティを打ち出して欲しい。
と、言いつつ最終回まで見てしまうんだろうな。とどのつまり、自分はこういうテンポの良い弁護士ドラマが好きなんである。
