猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

恵比寿でくるりを聴く

12月8日に恵比寿ガーデンホールで行われた「ツーマンイベント インディゴラブストーリーvol.2」へ行ってきた。ツーマンということで、indigo la endが連日対バンするというライブであり、8日の対バン相手は「くるり」。てなわけで、くるり好きの私はいそいそと東京くんだりまで出てみた。

恵比寿に行くのは20年ぶりだ。前は東京都写真美術館を訪れた。ロシアの映像作家の特集が組まれていた覚えがある。しかし、今回はタイトなスケジュールだったので、ホールにしか行かず恵比寿駅を後にした。ちなみに、この日のくるりのセットリストは以下(順不同である)。

・鹿児島おはら節
・虹
琥珀色の街、上海蟹の朝
・Liberty & Gravity
・Morning Paper
・花の水鉄砲
ハイネケン
・二つの世界
・ロックンロール

くるりのステージにはいつも満足させられるが、今回はサポートドラムに、なんとクリフ・アーモンドが来ていた!!!!!「あれ?クリフに似てるな」と思って見ていたら、まさしくクリフだった。くるりファンならクリフの存在はおなじみだろう。矢野顕子宇多田ヒカルなどのサポートもしている有名なドラマーなのだが、くるりとはアルバム「アンテナ」(2004年)でガッツリと組み、名盤を残している。元々ジャズ出身のクリフのドラムは、その楽曲を数倍良いものにしてしまう。上手い、上手過ぎるのだ。


矢野顕子 * ちいさい秋みつけた

 


Cliff Almond: Repercussions


ドラムに詳しくない私でも、それがスゴイということがわかるんである。カッコイイんである。「上海蟹」や「二つの世界」が持つ世界観にはやや強すぎるが、「Moning Paper」や「花の水鉄砲」など、「アンテナ」収録曲にはピッタリなのである。ステージを観ながら、「クリフが来ているんならロックンロールを歌ってくれんかのう」と思っていたら、なんと最後にロックンロール。くるりを脱退したクリストファー・マグワイアがいた当時に作られた楽曲だが、この曲にもやはり外国人ドラマーの力強さがピッタリなのである。クリフ・アーモンドがまさかサポートに入っているなんて、なんてクリスマスプレゼントなんだ!実は開演5分前までライブに行こうかどうしようか迷っていたのだが結局行って良かったよ。わーい。