謹賀新年(xinniankuaile)
知らないうちに新年は明けていた。
昨夜10時半頃、リビングで意識を失い、
気が付いたら深夜1時半を回っていた。
意識を失うというのは、誰かに殴られたというのではない。
入眠の記憶が無い場合、つまり入眠まで時間がほとんどかからない場合、
それは眠っているのではなく、実は気絶しているらしいことから来ている。
そんなこんなで起きたら新年はもう来ていた。
どこからどうやって来たのかはわからないが、
起きた時には2016年はどこかに消え、2017年が姿を現していた。
テレビでは、新人芸人のネタを見て、観覧客が笑っていた。
新年が来た実感はまるでないが、年の方から来てくれるのだから有難い。
私の状態にかまわず、新年は来る。
生きている間は、来年も再来年も、その翌年も。
死にかけていても、来るのだ。
1年が1年半になったり、2年になったりすることはない。
必ず、1年は「1年」で終わる。
不思議なことだと思いながら、1月1日を過ごす。
お雑煮はまだ食べていない。
まだというか、今年は食べないかもしれない。
菓子パンがいい。
今年は菓子パンを喰おう。