国立大学は結局変わらない
某職場で働いている。
国立大学の裏方にものすごく近いところ。
そこでいろいろ飛び交う情報や、いろいろな人を見て思う。
結局、学部改組や教員削減をしたところで、国立大学は何も変わりはしない。
某職場に照らして言うならば、変わろうなどと誰も思っていない。
改組や教員削減は、表面的なだけのものである。
運営側の給与が下がらないことだけが気になってたまらないようだ。
内部を知らない人から見れば、変化しているように見えるけど、
国立大学は、法人化されるまで国家公務員を擁していたところ。
とどのつまり、それらの元国家公務員が運営の権力を握っている。
私は、某職場で働くまで、教員が大学の駒であるとは、思いもよらなかった。
特に、常勤ではなく、特任や非常勤が増えてから、もはや教員に力はない。
大学が派遣会社、教員が派遣社員みたいなものである。
彼らが元国家公務員であるという視点で言うと、
最も権力を握っているのは、総務部総務課などの部長、課長。
次点で係長、主任。
ここが変わろうとしなければ、給与体系も変わらないし、
古い体質(男尊女卑的な)も変わらない。
つまり、国立大学は結局変わらないのである。
国立大学ってだけで、働く人は鼻高々である。
だって、共済年金だもんね。
運営側で金くってりゃ、そりゃ教員側には研究費なんか行かんわな。
ちなみに、運営費交付金は減らされたけど、
別の勘定科目を増やすことで、予算自体に大きな変化は無し。
誰かのロッカーに、余った予算で買ったらしいipadが、何台もあるのを発見。
いつまでもどこまでも、税金から利益を吸いとるつもりですよ。
法人化しても、所詮、国立大学ですから。