猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

結婚したら、それはハジマリ

こんな記事を読んだ。

ninicosachico.hatenablog.com

これだけでなく、専業主婦について論じた記事やブログって多いのだけど。

 

1年半ほど、ほぼ専業主婦状態だった自分の経験側に照らして言うと、

 

専業主婦って、金を稼いでない、働いてないことが問題なのではないんじゃない?

と、思う。

 

そりゃあ、子育てをして辛い専業主婦って、もちろんいるし

夫との不仲に悩む辛い専業主婦もいる。

でも、専業主婦じゃなくても、子育てで辛くて、

夫との不仲に悩む人もいる。

 

どの立場も、同じような悩みがあるわけだ。

だから、子育てや夫との不仲に関する悩みは、専業主婦に特有なものではない。

 

で、専業主婦をしていた頃を振り返ると、

働いている今に比べて、圧倒的に何も考えていなかったと思う。

働いている今に比べて、周りに対する思いやりがなかったと思う。

結婚したことで、ひと段落着いたような気分になっていたように思う。

夫以外、同世代の人と話さないから、自分の意見の横柄さに気付かない。

などなど・・・嫌が上にも視界が狭くなる。自分は、そうはなりたくなくても。

身近にいる夫には、そういうのが、何かしら伝わっているのではないか。

 

言葉というのは、面倒な部分は省かれて、

そこら辺にある楽な言葉ばかり、拾われる。

面倒な部分というのは、得てして、

長く、論理的に述べねばならない部分であるが、

面倒なゆえに、省かれる。

だから、モラハラで相手が自分に言う言葉は、

そのまま受け止めて良いものではないと私は思う。

その根っこには、もっと論理的で、面倒な部分があり、

その根っここそを、本当は受け止めなくてはならないのではないか。

 

p-shirokuma.hatenadiary.com

このような記事もあり、確かにそうなのだが、

自分の身近な人間に対して、ちょっとの想像力を働かせることもしないのか。

もう「想像力」なんて、すでに過去の遺物なのだろうか。

 

結婚して、自分は働かなくとも生活するには十分な収入があるとしよう。

私は、実は、この場合にあてはまるのだが、働くことを選んだ。

そして、この先も「ああ、嫌だ」と思いながら、

働ける限りは、働き続けるのだろう。

出会いたいのだ、もっと自分の知らない世界と。

考えたいのだ、もっとこの世界についていろいろなことを。

それが自分の人生をもっと豊かなものにしてくれると信じているから。