猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

コミュ障を治すより整形しよう


Elephant Man Main Theme

 

コミュニケーションに関して

いろいろな誰かがいろいろなことを言い

いろいろな誰かがいろいろなことを言うのを

聴いたり読んだり考えたりするのだけど

 

「エレファントマン」という映画をご存じだろうか。

デビッド・リンチというひどく有名な映画監督の作品である。

カラーではなくモノクロで撮影されている。

カラーの映画が普通の時代に撮られたのにである。

 

それはいいんだけど

その映画の主人公は、顔ともつかない顔

つまり人間ではなく象のような顔で生まれてきた。

そのせいで、人生においてたっくさんの嫌な経験をする。

簡単に言ってしまえば、そういう映画だ。

ちなみに、主人公の脳には異常はなく

顔を別にすれば、内面は非常に好青年という設定。

しかし、その象のような顔のせいで

いろいろなひどい事件や出来事に巻き込まれていく。

 

コミュニケーションについて考えている人には

ぜひこの映画を観てほしいと思う。

 

この映画を観れば

結局、コミュニケーションについて考えるということは

最低でも誰かにとって平等に扱われる範囲の人々を前提にしたものだということに

気付くのではないだろうか。

 

つまり、アナタの容姿が劣っていて

コミュニケーションをする価値もない相手と判断されているのなら

コミュニケーションについて考えてもあまり意味はない。

多くの人はこのことに、すでに気づいている。

だからこそ、整形する人が増加しているわけで

多くの人とつながり

多くの人とコミュニケーションをしたいのであれば

容姿を改善するのがてっとり早いのである。

 

容姿が劣っているということは

コミュニケーションのスタート地点に立ってもいないということである。

自分はコミュ障ではないかと思っている人は

一度、疑ってみた方が良い。

「コミュ障以前に、容姿の段階で皆に相手にされていないのでは?」と。

なお、おそらくアナタがコミュ障になったのは

アナタのせいではない。

その容姿のために

誰かとのコミュニケーションのスタート地点に立つことが少ないがために

コミュニケーションの経験も少ないわけだ。

そんな少ない経験で、コミュニケーションスキルが上がるわけがない。

コミュ障の原因は、ズバリ、アナタの容姿にあるのである。

 

だから、本気でコミュ障を治したければ

整形した方が良いだろう。

整形したら、あとは暗いヤツだと思われない程度に

意味のない世間話をべらべらべらべら話しておけば良い。

アナタの話のつまらなさを

今度はアナタの容姿が補ってくれるだろう。

 

悲しい話だけど

これが今の世の真実である。

ブス、ブサイクは整形しよう。

ハゲはズラをかぶろう。

デブはライザップへ行こう。

 

私?

私もブスだけど

こんな愛亡き世界の価値観に染まるくらいなら

ブスでコミュ障で結構ですわ。