猫屋春子はかく語りき

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不登校小学生YouTuberを見てみた件


【ロボットになるな!】不登校の天才YouTuber「麦わらのゆたぼん」

 

いまTwitterなどで炎上中(というより結構前から炎上してんのかな?)の不登校小学生YouTuberゆたぼんの動画を見てみました。みんないろんなこと言ってるけど、とりあえず自分の目で見てみないことにはわからんからね。

んで見てみたわけですが。うん、何言ってるのかよくわからなかったよ!見る前も「ようわからんな」と思ってたけど、見てもやっぱり「ようわからんな」だったよ!

見たのは上に貼った動画だけ。他のは・・・見てみたいとは思わない、というより見たくない。これが炎上しているとか不登校であるとか以前に、YouTubeにあげて金とってる動画としてどうかという問題がまずあると思います。クォリティが恐ろしく低い。演出って親がやってんのかな?他のYouTuberはもう少しきちんとやっているというか、少なからず観ている人を意識した演出をしている。同じ小学生のYouTuberもいるけど、とても良くできてたりするし。でも、ゆたぼんの動画は・・・うーん、どうでしょう(長嶋茂雄風)?

あと、この子供個人の意見と大義名分がごっちゃになっているのが気持ち悪い。不登校の学生たちを勇気づけたいとか、いや、お前が学校に行きたくないだけだろって。お前が学校に行きたくないだけの話に他人を巻き込むんじゃねえよ、と。

この不登校小学生を見ていて、あの人を思い出しました。亡くなられた栗城史多さん。「夢を共有したい」と言ってヒマラヤ登山を配信し、最終的には力尽きてしまった彼を。自分で他人を巻き込みながら、逆に内面化してしまった他人の影に脅かされ、死へと追い込まれてしまった彼を(死因は事故死だったと報じられていますが、私個人はそういうことだと考えています)。

どうせこういうことをやって他人を巻き込むなら、どこまでもドライに「これはビジネスなんだ」と割り切ってやっていってほしい。他人の声を内面化するような弱さや優しさはどうか持たないでほしい。最初はノリにのって不登校小学生YouTuberとかやっていても、成長する段階でいつかは気づく。またYouTuberだっていつまで流行が続くかはわからない。だから、どうか自分がYouTuberだってことや不登校小学生だってことに依存することなく、あくまでもビジネスとして割り切ってほしいと願います。じゃないと、ハッと自分のしていることに気づき、客観的な目を持ってしまった時に、傷つくのは彼自身だから。

私は正直、この小学生のやっていることの先にハッピーエンドは見ていない。バッドではないにしてもハッピーにはならないと思う。自由とか、一体誰に言わされてんのかな。こんなガキに自由の意味がわかるわけないでしょ。まあ、わかって使ってないし、子供に使わせている方も意味がわかってたら使わせないか。

世界の偉大な天才たちの不登校物語とか、小さい頃はよく聞いたものだけど、あれさ、今考えると天才だから不登校でも目が出たわけだよね。さて、ゆたぼんは天才なのかな?日本中の不登校児を救うためにこれから何をやってくれるのかな?もし彼がYouTuberという鎧を脱いで、本当にそういう行動をし始めたのなら、その時は応援したいと思う。でもYouTuberである限り、体の良い発言を動画の中で繰り返してフォロワーを増やして金を稼ぐだけのガキどまり。

親孝行ですなあ。