猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

限界を超えるには


NHK DVD『激走モンブラン! 166km山岳レース』

BSでやってる番組に「グレートレース」というのがある。
砂漠やアマゾンという世界有数の過酷な場所にコースを設け、
1人、またはチーム戦でゴールを目指して競争するレースを、
ドキュメント形式で映像化しているものである。

そのなかに、ユーコンの雪原700kmを競うレースがあり、
これまでに何度か放映されている。
優勝者はイタリア出身のエンリコという還暦過ぎのおじいちゃん。
このおじいちゃんがなんともいえず、良いのである。
なので、先日放映されたものを、今回は録画しておいた。

これまで何度か、ユーコンレースの回は観ているのだが、
観るたびに、エンリコおじいちゃんの発言にハッとさせられる。
例えば、おじいちゃんの父親が、おじいちゃんに語った内容。
「自然に謙虚になり、自然に耳を傾けなければならない」

今回、ハッとさせられた発言は、
「もう進みたくないと思ったときが、自分の限界を超えるとき」
というような内容のことを語っていたときである。

生きていれば、「仕事行きたくないな」とか「勉強したくないな」
と常日頃考えてしまうし、実際に仕事や勉強を休んでしまうこともある。
でも、「いやだな」と思ったところから、それに挑み、
少しでも前進することが、自分の限界を超えることにつながるということを、
エンリコおじいちゃんは言う。

150時間の残業など、本当に休んだ方が良いときも当然あるけど、
もし自分に余力があるのに、自分のワガママで「休みたい」というとき、
10分でもやってみたら、何か変わるのかもね。
少しでも進み続けること、走る歩く足を止めないこと。

イタリア人ってジゴロみたいな人ばっかだと思っていたけれど、
エンリコおじいちゃんを観てから、ジゴロであることにも哲学があるのかもと、
考え始めた。
(・・・しかし、そりゃひどい偏見だな。
イタリア人がジゴロばっかなわけがないだろう・・・)

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