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猫屋春子はかく語りき

CAT AND SPRING

そこにいたからわからなかったんだね

昨夜、小さな羽虫が頭の上から飛んできたのを2回目撃した。

しかし、その後、どこに行ったかは不明。

老化現象か、わしも老いたもんじゃわいと思って、

風呂に入った。

 

そして、就寝前、

花粉症のせいか鼻水がひどいので、また鼻をかんだ。

そしたら、我の鼻水の中でグッタリ、ひくひくしている羽虫が。

ああ、君、鼻の中にいたんだね、だから行方がわからなかったんだね。

 

鼻をかんだ、そのティッシュを容赦なく丸め、ゴミ箱に捨てた。

私の視野から消えて、鼻の中に身を隠した君がいけないんだ。

その羽で飛べるからって、人間を馬鹿にするのがいけないんだ。

鼻水にまみれたティッシュの中で、君はいま、何を思うんだい。

 


命の別名(二胡)